まいブック

川端麻衣のびのび日記から移行しました!

久々に古に戻ろうと思った話

突然ですが、3月にひとやま超えたい事など諸々あって、やっと一息つく事が4月にしてようやく出来ました。

ひとやま超えた途端に、体調崩したり疲れすぎたりして、最近までぼんやりしていました。(今も少しか…?)

それで、最近また本も沢山読みたいー!と思って本屋に行ったりしていたんだけれども…。



ちょっと色々語っていいですか。


私、純文学が好きで、それこそ学生の時に山田詠美さんとか遠藤周作さんとか谷崎純一郎さんとかを大好きになって、果てには新潮文庫から出てる江守徹さんの『山月記』の朗読を聴いて、いたく感動して、谷崎を朗読したい!って、声の世界に入った訳なのですが…。


でも働きだしてから、本を手にとる回数が減り、長編とか重い内容の本に気後れするようになってしまったりしてました。
それに加えて、学生の頃みたく、特定の作家にはまりきれなかったりして、悲しくなっていたりしたんです。


それで、これは体力の低下と若い頃の好奇心が減っているのかもと思って、いつも本を読んでいる知人に話をしてみたんです。
知人も、わーっ!て眠れなくなる位はまってしまう本に最近会っていないそうで、結局、2人して、なぜそうなっているのか分からないまま話が終わりました(笑)


私は、そこで、やはり古に戻ってみようかなと思ったんですね。
もともと、谷崎さんとか、ちょっと昔の作家の人達が本にはまるキッカケだったんだよねーと。


正直、当時の習慣・文化の理解が難しかったり、巻末の注がとてつもなく多かったり(笑)するんだけど、妙に生々しかったり、は!とする文章があったりするの。

けど、体力が必要なんですよ…!ちょっと精神の余裕がない時に、三島由紀夫さんの金閣寺にチャレンジしたら、描写が細かくて凄すぎて、これでもかって言葉が迫ってくる感じがグロテスクで気分悪くなって、金閣寺が燃える前に挫折しました。なんで金閣寺を燃やしたんだろう…笑


という訳で、島崎藤村『破戒』を読み始めてます。
島崎さんは詩しか読んだ事なかったのだけれど、
思ったより文体もきつくなくて読みやすいです!
まずは、注を先に、ざっと読んでから本文を読み進めるスタイルでいくと、流れが止まりにくくて良い感じです。

では、また!